今日、夜行列車でニースへと到着した。 パリとは全く違う南国の雰囲気である。
ニース。 南フランスの地中海に面する都市で、世界的に有名なリゾート地である。
紀元前5世紀ごろギリシャ人によって作られ、以来今日まで幾度となく、他国の占領を受けた。
駅からトラムへ乗り、予約してあったホステルへと向かった。
ニースの公共の交通機関はとてもよく発達して、中央にはトラム、そしても網目のようにバスが走っている。
トラムもバスも距離に関係なく1ユーロで、74分以内なら乗り換えも無料である。
またこのバスはニース市内だけではなく、エズやモナコ、マントンまでつながっており、同じく1ユーロで行くことができる。
ホステルはニースの中心から少し離れたところにあったが、トラムの駅から無料のシャトルが15分ごとにあり、特に不便さは感じなかった。
このホステル、世界ホステルランキングでトップ10に入り、フランスではNo1に輝くなど、非常に設備の整ったホステルだった。
レストラン、バー、インターネットカフェが施設内にあり、廊下にはフランスの印象派の画家の絵(といっても本物ではないが。)がずらりと飾られ、またレストランには大きなステンドグラスがあるなど、内装もしっかりとしていた。
朝食も他のホステルと比べるとはるかに充実していて、朝食込みで一泊18ユーロ、パリでは考えられない料金設定である。
スタッフの感じもとてもよかった。 みなプロ意識が高く、スタッフ一丸となってホステルの価値を高めようとしている感じだった。
夕食は専任の2人のシェフによって作られ、内容も本格的で、メインが一皿、6.5ユーロととてもリーズナブルだった。
荷物を置き、ニースの中心地へと向かった。 とても暖かく、半そでで十分だった。
街の中心は、とても活気があって、観光客で溢れていた。 ニースの海は、沖縄の海のように透き通っていて、とても美しかった。
さすがに10月にもなると泳いでいる人は少なかったが、それでも肌を焼いている人や、泳いでいる人がそれなりにいた。