2009.10.05 南仏旅行(ニースの美術館巡り)

 今日は第一日曜日、ニース中の美術館が無料になる日である。 まずはマティス美術館へと行った。 

マティス。 フランス20世紀を代表する画家の一人で、点描主義で有名である。

美術館には点数は少なかったが、彼の作品が展示されており、特に切り絵風の絵が印象的だった。

全体的にとても抽象的な絵が多く、絵画というよりも装飾に近いものが多かった。

次にシャガール美術館へと足を運んだ。

シャガール。 ロシア生まれのユダヤ人のフランス画家で、ユーモアと幻想性に溢れた彼の作品は日本でも人気が高い。

またパリのオペラ座の天井画も彼によって手がけられた。

美術館は主に旧約聖書の記述を元にした絵で占められていた。 色彩がとても独特で、また詩的で、幻想的な世界が広がっていた。

日本語のオーディオを用意されていたので、よく深く彼の作品にこめられた思いを知ることができた。

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外で少し休憩をとった後、今度はニース美術館へと向かった。

ニース美術館は住宅街にあり、探すのに少し苦労した。 展示されている作品は、印象派から現代絵画、日本画まで幅広く、建物もとても雰囲気があってよかった。

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次に向かったのがニース近代・現代美術館。

名前の通り、近代、現代美術を中心に扱っておリ、建物もとても近代的だった。 作品はオブジェや写真が多かった。

屋上からみたニースの街並みがとてもきれいだった。 まるでイタリアの街並みをみているかのようだった。

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最後に向かったのがマセナ美術館。

さすがにもう閉館ギリギリだったが、なんとか間に合った。

マセナ美術館はニースの歴史博物館とも言える美術館で、貴族たちの保養地として栄えたニースの華やかな雰囲気を垣間見ることができた。

内装も豪華絢爛で、ナポレオン時代のインテリアを再現したものらしい。

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ほぼ全てのニースの美術館を見て、ホステルと帰ってきた。 さすがに少しハードな一日だった。