2009.6.30 モンサンミッシェル

天気:晴れ 

しばらくぶりの日記となった。 先週は友人の仕事の手伝いや引越し、旅行でとても忙しかった。 

最近、パリはとても暑い。 特に今日は暑かった。 これほど暑い日ははじめてかもしれない。 

今日は学校が終わった後、以前、音楽祭で知り合った日本人のところにホームページの相談を受けに行ってきた。 場所はルクサンブルグ公園の目の前で、日本人とフランス人の夫婦のとても華やかな家だった。 夫が独立して仕事をされており、5年ぐらい前に立ち上げたその会社のホームページなのだが、誰も更新できなくなってしまっているとのことだった。 結局、管理用のアカウントがわからず、更新できなかったが、また行くことになりそうである・・ 

先週は水曜日にモンサンミッシェルに行ってきた。 

パリからだいぶ離れていて、チケット代も高く、なかなか気軽に行けるところではないが、一度は行ってみたかった。 

そんな中、2週間以上前から予約すればチケットが格安になるというアドバイスを聞いて、思い切って予約してみた。 

出発当日、TGV の出発駅であるモンパルナス駅に行くと、そこはまるで空港のようだった。 

広々とした開放的な空間。 フランス中の行き先が表示されている大きな掲示板。 フロアに立ち並ぶ自動発券器。 スーツケースを持って行き交う人々。 

ヨーロッパの駅のこの独特の雰囲気がとても好きである。 

モンパルナス駅 
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レンヌまでは TGV で約2時間、モンサンミッシェルまではそこからさらにバスで一時間半かかる。 

電車に乗ると早起きしたせいか、すぐ寝てしまって、あっという間にレンヌに到着した。 

レンヌ到着後、時間が限られているので、早速街へと歩き出した。 最初の印象はとても静かな街だった。 

初めてのフランスの郊外。 やはり都会のパリとは違って、落ち着いた雰囲気が漂っている。 なんだかたとても新鮮な気分である。 

レンヌはその昔、ブルターニュ公国という独立した国だった時に首都だった街である。 いたるところにその国の言葉、ブルトン語(ブルターニュ語)の看板を見かけた。 

今は同じフランスであっても、地域によって異なる歴史を歩んできたことにヨーロッパの歴史の複雑さ感じた。 

レンヌの中心地では、街中がマルシェになっていた。 まるで日本の屋台が立ち並ぶお祭りのようである。 ソーセージの入ったガレットがとても美味しかった。 

時間が限られていて、ほんの少ししか見れなかったが、乗り換えのバスへと向かった。 次はモン・サン・ミッシェルである。 

レンヌの街 
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レンヌからモンサンミッシェル 
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モンサンミッシェル。 フランスの北西に位置する海岸の小島にあるカトリックの修道院である。 世界遺産にも登録されており、その名は全世界に知られている。 

バスに揺られながら1時間半、モンサンミッシェルが見えてきた。 今まで見たことのない不思議なシルエットである。 

ここは昔は岩山の島だった。 それが長い何年もかけてこうして巨大な建造物となった。 

中に入ると階段の坂に、たくさんのお店が並んでいた。 完全に観光地化されている。 

その通りレストランで、昼食をとった。 マッシュルームのガレットとクレープ、シードル、エスプレッソ。 この土地の名物であるりんごのお酒、シードルがとても美味しかった。 

その後修道院の中へと入った。 上からみた景色が素晴らしかった。 できることなら潮の満ち引きも見てみたかったが、今回はできなかった。 

モンサンミッシェル 
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家に帰る途中、車窓にいくつものの小さな村が流れた。 本当に可愛らしくて素敵な村ばかりである。 まるでおとぎ話の世界のようだった。 

このような環境で育った子供たちは、きっと感受性がとても豊かだと思う。 

あっという間の一日だった。 

レンヌからパリ 
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先週の金曜日には凱旋門近くのアパートへと引っ越してきた。 

部屋はとても狭いが、家を出るとすぐに凱旋門が見える素晴らしいところである。 

ただここはあくまでも短期の物件、もうすぐまた次の物件に移る予定である。